重要!!
  • 官公庁向けに、閉じられた環境でも最初の認証のみで利用できるモデルが誕生
  • LGWAN-ASP経由の認証というわけではなく、毎月の認証作業が不要になる
  • インターネット環境が必須だったが、これでLGWAN環境にも導入できる


「Adobe Creative Cloud」(以下、「Adobe CC」)をご存知でしょうか。

この製品をざっくり言うと、

Adobeの最新製品がいつでも利用できるサブスクリプションモデル

という位置づけのものです。


Adobeはそれまでの買い切り型からサブスクリプションにシフトしています。

月額料金なので、例えば「1ヶ月だけ使いたい!」という場合にメリットがあります。

他にも、常に最新版の最新機能が利用できるので買い切りタイプとは違った良さがあります。

しかし、特に自治体にとってはとてもやっかいな条件が1つだけあるのです。




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Adobe CCの難点と自治体への影響


自治体にとって1点だけとてもやっかいな条件。それが、

インターネット環境が必須であること

です。

この条件、一般の企業や家庭ではなんの問題ないと思うんです。

しかし、以前ご説明したとおり自治体は

「インターネット環境」「LGWAN環境」「個人番号利用事務環境」

の3つのネットワークに分断されてしまっているのです。

よって、「インターネット環境」以外はインターネットが利用できません。


Adobe CCは毎月インターネット経由の認証が必要となります。

ということは、わたしの自治体のようにパソコン本体がLGWAN環境の場合、

Adobe CCを利用することは極めて困難となってしまうのです。


Adobe CCの認証が1回だけでよくなった!


WindowsやセキュリティソフトのようにLGWAN-ASPで認証できるようにならないかなと思っていた矢先、

先日こんな資料を入手しました。


<資料>
Evernote Snapshot 20181218 100345.png
Evernote Snapshot 20181218 100345.jpg
Evernote Snapshot 20181218 100345.png

この資料のざっくりな概要は以下のようなものでした。

  • 官公庁用Adobe CCなら認証が一回のみで5年間有効
  • LGWAN環境で利用できる(インターネット環境不要)
  • ダイワボウ情報システム株式会社が一手に担う


認証方法が変わったことによる利点


ずばり、LGWAN環境でAdobe CCを利用できるのは非常にメリットが大きいです。

これまでAdobe CCの利用にはインターネット環境の専用端末が必要で、

そのために色々と特殊な設定をする手間がかかりました。

それが不要となり、LGWAN環境のパソコン1台で済んでしまうようになります。

Adobe CCには多くの自治体が悩まされていたと思いますが、

これで特別な端末や設定等が不要になりそうですね。


まとめ


以上のとおり、Adobe CCがLGWAN環境でも使えるようになったよ、

という内容でした。

広告や写真の編集でどうしてもAdobe CCが必要だった部署も

これで他の職員と同じようにLGWAN環境メインで日々の作業ができるようになります。

あとは値段との相談というところですね。