Point
- WindowsUpdateが何度やっても失敗する
- 対象はHDD交換等でOSレベルで復旧したもの
- WSUSサーバには過去のアップデート情報が残ってる
自治体に限らず様々な企業で突然パソコンが故障することってありますよね。
たいていは再起動や修復アップデートで直りますが、
時にはHDDが損傷して交換しないといけないこともあると思います。
そんなとき、わたしの自治体では業者にHDDを交換してもらい、
そこからは「WindowsPE」というツールを使って、コマンドで過去のイメージファイル(***.wim)を書き込んでいきます。
このイメージファイルは、過去にパソコンを何十台もセットアップした際の元となったコピーです。
つまり、HDDが壊れるような時期(導入から約5年後)になると、
このイメージファイルはとても古いものになってしまってます。
そこで問題となるのが、WindowsUpdateです。
過去数年分のアップデートをしようとすると数百の更新がある場合もあるのです。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
問題
今回の問題は、そのWindowsUpdateの更新の際に起きました。
何度トライしてもすべてエラーになってしまうのです。
翌日試しても変わりませんでした。
そして、WSUSサーバ上では当該パソコンが故障時の日付から更新されていないことになっています。
解決策
わたしがまず試したのは、「Windows Update のコンポーネントをリセットする方法」です。
これはMicrosoft公式のやり方です。しかし、これが失敗に終わります。
上記サイトの最後の方に、①「Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法」とあるのですが、
検索をしていると「Windows Update クライアント」という言葉も頻繁にでてくるのに気付きました。
そこで初めて知ったのですが、
- Windows Update エージェント(WUA)
- Windows Update クライアント(WUC)
この2つは似て非なるものだったのです!
どうやらこの2つを最新版にしないといけないということがわかりました。
先程のもの(①)の更新に加え、クライアント(②)も更新します。
※対象のパソコンのOSがWindows7でした。
2つとも導入し、ようやくWSUSサーバ上で現状が認識され、
パソコンでも更新プログラムのインストールを始めることができました。
まとめ
今回問題が発生したのは、LGWAN環境のパソコンでした。
ネットワーク強靭化が始まって以来初めての事象でした。
それまではWindowsUpdateのエージェントとクライアントを意識してませんでしたが、
今回のことを機に次回忘れずに2つのアップデートを行いたいと思います。
コメント