特定のプリンタのドライバだけなぜか追加できない…

そんな経験をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
わたしの自治体では先日プリンタ関係で同じエラーが2件発生したのですが、結局ユーザプロファイルの問題ということが判明しました。

本日はそのエラーの内容と対象した内容、および解決方法をご説明したいと思います。
もし同じような境遇の方がいらっしゃったら試してください。


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目次



環境説明

まずは今回の話の登場人物をご紹介します。
<登場人物>
プリントサーバZ
Windows Server 2008 R2
パソコンA
Windows10 64bit
パソコンB
Windows10 64bit
プリンタD
Canon製プリンタ
※プリンタD含めほぼすべてのプリンタドライバはプリントサーバZ上で共有されています。




エラー内容

DELL製のパソコンAで、いつものようにプリンタD用のドライバを追加しようとした際、こんなエラーメッセージが出現したのです。

「操作を完了できませんでした(エラー 0x00000709)。プリンター名を再度チェックして、プリンターがネットワークに接続されていることを確認してください。」

img_20181115.png




対処内容

ドライバの問題はたいていすでにあるドライバを削除し再インストールすれば直るのですが、今回はそもそも最初のインストールがこけてしまう現象です。
ちなみに、パソコンA以外の端末では、プリンタDのドライバが問題なくインストールでき、普通に印刷可能な状態です。
わけがわからず、1から順に試していき、最後の5と6で確信を得ました。
No
対処
内容
結果
備考
1
機器の再起動
文字通りパソコンとプリンタの再起動を行う。
改善なし
2
プリンター名の確認
プリンタ共有名に日本語が入っており、かつ長い。(18文字)
問題なし
他の端末から印刷できる以上、名前は問題ないはず。
3
ネットワークの確認
パソコンからプリンタへの疎通確認。
問題なし
上と同じ
4
サーバ再起動
プリントサーバの再起動を行う。
改善なし
5
パソコンA所有者がパソコンBを利用
パソコンBではプリンタDから印刷可能。
改善!

6
パソコンB所有者がパソコンAを利用
パソコンAでもプリンタDから印刷可能。
改善!




解決方法

上記の結果からわかるようにユーザプロファイルに問題があると判明しました。
そこで、パソコンAに管理者でログインし、所有者のユーザプロファイルを削除し、再度ログインしてもらってプロファイル再作成を行います。

この状態でプリンタDのドライバをインストールしたところ、問題なくインストールでき、かつ印刷が可能となりました。



まとめ

意外と回り道をしてしまった感が否めないですが、続けて起きたもう1件全く同じ手順ですんなり解決できました。
ドライバがインストールできない原因がユーザプロファイルとはちょっと信じられませんが、わたしにとっては少し勉強になりました。