小生の自治体では、「ネットワーク強靭化」以降、インターネット環境をVDIで運用している。
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)というのは、「デスクトップ仮想化」のことで、
すごく簡単に言うと、パソコンの中で仮想的なパソコンを動かすことだ。
馴染みのない人にはあまりイメージがわかないかもしれないが、
パソコンA上に仮想パソコンBの画面を移して操作しているのだが、
仮想パソコンBの実態はサーバC上にあるので、パソコンA自体にはそれほどスペックがいらない。
つまり、現状利用しているパソコンで、何ら問題なく、2つの環境を利用できてしまうのである。
イメージ図
さて、そのインターネット環境であるVDI上では、
ブラウザは主にGoogle Chromeを活用するようにしている。
VDIは移動プロファイルを採用しており、ブラウザの設定は基本的に引き継がれる。
VDI上にはあまりアプリケーションもインストールされていない状態なのだが、
数ヶ月前に写真を加工したいとの要望があったため、Webアプリの「Pixlr」を紹介した。
「Pixlr」はブラウザ上で動く無料のアプリケーションで、かなり本格的に画像を編集できてしまう。
Pixlrは、Adobe Flash Playerを基礎に作られたアプリケーションのため、
Chromeの場合、このサイトをFlash Playerで使いますよと登録しておけば何の問題もなく使えていた。
しかしである。
「急遽Pixlrを使えなくなった」と数日前に職員から電話を受けたのだ。
よく確認すると、この前許可設定にしたところが何もなくなっている、
つまり設定が飛んでしまっているではないか!!
あわてて調べてみると、なんとビックリ。
Adobe Flashのサポート終了に向け、Chromeのバージョン69からはChromeの再起動の度に許可設定にしなければAdobe FlashのWebアプリを使えないのだ。
これは少し面倒くさい…
仕方がないが、許可設定にするしか方法はなさそうである。
Flash PlayerベースのWebアプリの使い方
まず、Pixlrのサイトから丸いAdobe Flashのマークをクリック。
続いて画面中央の「このページを離れる」をクリックする。
このようなメッセージが出たら「許可」をクリックしよう。
今度は「再読み込み」をして完了だ。これを毎回行うのだ!
以上のような手順でPixlrが使えるようになった。
ちょっと手間だが、まぁこの程度であれば許容範囲であろう。
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